
駅からすぐのアクセスしやすい立地
新宿は日本を代表する巨大ステーションで、利用者数も面積もメガ級だ。それに加えて構造が非常に複雑で迷ってしまう確率が高い。今回訪れるLADUREE新宿店の場所を調べたときに「新宿ルミネ2 1階」という文字を見て、モヤ〜と不安な気持ちが湧いてきた。「ルミネ2」ということは「ルミネ1」もあるのだろう。「ルミネ3」はあるだろうか。駅の出口はどこだろう。これはきっと迷うなぁ。
とりあえず最寄りの出口に行って地図を見るしかないと思い、いざ新宿南口へ。駅構内で「東南口」や「新南口」の文字を見てちょっと焦るが、「南口」まではスムーズに着いてホッとする。さて、改札を出て地図をチェックするとどうやら私はすでにルミネ2にいるらしい。まだ改札を出たばかりなのに。とりあえず外に出て周りの建物をぐるりと見回すと、私がさっきまでいた建物に大きく「LUMINE2」の文字が。なんだぁ!ここだったんだ!
そうなのだ。ルミネ2は新宿駅南口と直結していて、改札を出て左に歩けばそのまま自然とルミネ2の中に入ってしまうのだ。人混みの中で複雑な新宿駅を彷徨うことを想像していたのはまったくの杞憂だった。


19世紀のフレンチサロン
南口からルミネ2に入ると通路の左右に個性豊かなショップが並んでいる。LADUREEはその一番手間だ。LADUREEはパティスリー(洋菓子屋)で、その歴史は古く、19世紀のパリにあったブランジェリー(パン屋)が始まりだ。現在はフランスをはじめ、イギリス、日本、イタリア、レバノン、アメリカなど世界中に展開しており、どの店舗でもこのフランスサロンなテイストだという。LADUREEのwikiには「御婦人方が寛いでお喋りを嗜んでいた昔の談話サロンをイメージした内装」とあるが、ここ新宿店もまさにその通りの雰囲気だ。大理石調の壁に重厚なカーテン、店員さんはみな控えめだけど言葉遣いが丁寧で信頼できる印象。いまにも「どれになさいますか、奥様」などと言ってくれそうだ。真鍮風のショーケースには美しいお菓子が並んでいる。中でも目を引くのはずらりと並んだ色鮮やかなマカロンだ。
LADUREEはマカロン発祥の店
LADUREEで最も有名なのはこのマカロン。よく知られている2つのマカロンの中にガナッシュを挟んだお菓子は20世紀半ばにLADUREE創業者のいとこが考案したという。


アイスクリームとマカロンの上品なコラボレーション
アイスクリームはメニューに小さく載っているのみでショーケースには並んでいないため分かりにくいが、店員さんに尋ねるとカップ見本と写真を見せてくれた。
アイスはローズ、バニラ、ピスタチオの3種類。Sサイズはフレーバー1種類が2スクープ、Lサイズは2種類が2スクープずつ計4スクープとかなり多め。友達や恋人と仲良く食べたら楽しそうだと思った。マカロンは1つ303円からトッピングできて種類も豊富。アイスとマカロンの色々な組み合わせが楽しめる。
今回選んだのは、Sサイズのピスタチオアイスにショコラマカロンのトッピング。
ピスタチオアイスは、中に砕いたピスタチオのつぶつぶがたくさん入っている。ピスタチオのアイスクリームというと濃厚なのが多いが、ここはあっさりめ。2スクープも入っているがペロッと食べてしまう。
マカロンは言わずもがなの美味しさ。噛んだときのサクッとした小気味よさと、中にあるガナッシュのしっとりした食感への変化が心地よい。口の中にはショコラの香りが広がる。
ガーリーな見た目からさぞかし甘いのだろうと想像していたが、アイスもマカロンも甘すぎず上品な味で、両方を一緒に食べるとマカロンのねっとりした感じと、ピスタチオの豆特有のしっとりした歯触りが合わさってとても美味しい。


新宿店限定メニューが登場
前述の通り、LADUREEは御婦人テイスト満載なお店だが、男性のお客さんも結構いる。それはLADUREEが世界的名店で、味もしっかり美味しいという証だろう。マカロンやケーキはもちろん、アイスクリームも持ち帰り可能なので、女性へのプレゼントにも最適だ。
新宿店は、銀座店や日本橋店よりもカジュアルで入りやすい雰囲気だという。そしてつい先日、新宿店だけの新作アイスクリームパフェ・クープ ラデュレが登場しており、こちらもかなり気になる。
新作パフェも食べたいし、ちょっと贅沢で上品な貴婦人気分を味わいにまた来ようと思った。
LADUREE
- 住所
- 東京都新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿LUMINE2 1F
- お問い合わせ
- 03-3575-5300
- アクセス
- 新宿駅南口 徒歩1分(59m)
- 営業時間
- 11:00~23:00
- 定休日
- ルミネ新宿店に準ずる
- webサイト
- http://www.laduree.jp/
