
下関からお取り寄せ
お取り寄せ第2弾は、山口県下関市にある角島ジェラートPOPORO。
前回につづき、角島ジェラートPOPOROをご紹介したい。
今回ご紹介するフレーバーは、ジャージーミルク、いちじく、ずんだ、塩竈の藻塩、松島かぼちゃ、ブルーベリーヨーグルト。
ずんだ、塩竈、松島というキーワードで、あれ?宮城県?と思った方もいるのではないだろうか。
角島ジェラートPOPOROはその店名のとおり山口県の角島大橋近くにあるのだが、以前は宮城県松島で18年間も続いたジェラートショップだった。
東日本大震災後、町の復興が進むとともに松島海岸の橋の架け替え工事が決まり、橋のたもとにあった店は立ち退くことになる。
そこでオーナーの旦那様の実家がある山口県下関市に移転したのだ。
お店のwebサイトには移転と角島店オープンの告知記事が掲載されており、そこには松島の土地と人々に対する誠意やジェラートに対する情熱が熱く伝わってくる。
そのような松島や宮城に対する愛情から、POPOROのジェラートには宮城県産の食材を使用したフレーバーが多くあるのだ。
(誠意あふれる告知記事はこちら)

ジャージーミルク、いちじく
ジャージーミルクはまろやかで優しい甘み。
余計なものを一切入れていないような、シンプルですっきりとした味。
口の中で溶けるとじわーっと広がり、心が幸せな気持ちで満ちていくようだ。
同封されていたリーフレットに載っていた角島大橋の美しい写真を見て、伸びやかで清々しく美しいその橋はこのミルクジェラートとそっくりだと思った。
いちじくは特有の種のプチプチとした食感が心地よい。
いちじくの香りと甘みが最高に美味しい。まろやかでシンプルなミルクとの相性もばっちり。
余計な甘みがないので、いちじくの風味や甘みをしっかり感じられる。

松島かぼちゃ、塩竈の藻塩
松島かぼちゃは宮城県・松島町産かぼちゃのジェラートで、松島ブランドとして認定を受けたフレーバー。
かぼちゃの風味とコクが美味しい。
よく見るとかぼちゃのツブが見えて、かぼちゃがたっぷりと詰まっている感じだ。
舌触りはとてもなめらか。甘さ控えめで、かぼちゃ本来の甘味が感じられる。
塩竈の藻塩。松島かぼちゃに続いて、こちらも宮城県。
塩竈市で作られた藻塩という塩を使用したフレーバーだ。
藻塩とは海藻を使って作られた塩のことで、ミネラルを多く含むまろやかな風味が特徴だ。
宮城県塩竈市は塩作りを地名の由来に持ち、古くから製塩が盛んだった。またこの地は、日本各地に塩作りを伝えた塩土老翁神(しおつちおじのかみ)が最後に訪れ、定住した土地として知られている。
塩竈の藻塩は、この地に語り継がれる伝統的な製塩法で炊き上げた藻塩である。
藻塩ジェラートは、ミルクのまろやかなコクに、塩の加減が丁度よくて実においしい。
一般的な塩とは違う、強すぎない包み込むような塩の味に藻塩の魅力を実感した。
(参考:「塩竈の藻塩」 https://mosio.co.jp/)

ブルーベリーヨーグルト
ブルーベリーヨーグルトは半分を家族にあげたので、このような写真になってしまった。
山口県長門市俵山にある津田農園のブルーベリーを使用した地産地食フレーバー。
ブルーベリーの甘みとヨーグルトの酸味のコンビネーションが最強おいしい!
POPOROのどのフレーバーにも共通しているのが、素材の甘味や香りを大切にしているのがよく伝わる味だということ。
このブルーベリーヨーグルトも、ミルクベースのジェラートで感じた深いコクとはガラッと変わって、ヨーグルトの軽やかな酸味が他フレーバーとは全く異なる魅力を発揮している。
そしてそれがブルーベリーのフレッシュな甘みを十分に引き出しているのだ。
お取り寄せ第1弾でご紹介した石川県能登のMALGAGELATO(マルガージェラート)も、同封されたショップのリーフレットで能登半島の魅力を掲載していた。
それらに共通するのは、地元への深い愛着とそれをひとりでも多くの人に知ってもらいたいという情熱だ。
そしてそれはしっかり私に伝染しており、能登、角島、松島は私の行ってみたい場所リストに加わった。
行ったことはないけど、ジェラートが美味しかったからその土地が好き、というのはなかなか素敵なことだなと思った。
角島ジェラートPOPORO
- 住所
- 山口県下関市豊北町大字神田3873
- お問い合わせ
- 083-786-0051
- 営業時間
- 4月〜10月 10:00~18:00
11月~3月 10:00~17:00 - 定休日
- 木曜
- webサイト
- https://g-poporo.com/
- オンラインショップ
- https://shop.g-poporo.com/
