日本一小さな牧場
飯田牧場は日本一小さな牧場として知られている。自家製の原乳を使用した乳製品を直接生産している牧場として、面積・飼育頭数共に「日本一小さい」ということらしく、お店にはジェラートの他に牛乳やソフトクリームもある。
ここのジェラートは、その牛たちからいただいた、まさに直送搾りたての牛乳から作られているのだ。

ミルク、ラズベリー
さすが牧場のジェラート!ミルクのコクと甘味がとても美味しい。
ラズベリーはクラッシュしたフローズンラズベリーが入っていて、シャリシャリとした食感がいい。
甘酸っぱいラズベリーとまろやかなミルクの相性が抜群。
ミルクはなめらかでスーッと溶けていく。
ねっとりとした舌触りで風味がとても濃いのに、後味はあっさり。
くどすぎないほどよい甘さが絶品だ。

キャラメル、ホワイトレーズン
キャラメルはすごくなめらか。
香ばしさと甘さが、懐かしく安心できる王道なミルクキャラメルの味を生み出している。
ミルクジェラートと同様にコクがありつつも、あっさり溶けて後味はすっきり。
ホワイトラムレーズンは、プリッとしたレーズンの味とラムのいい香りがマッチしている。
上質なミルクがおいしさを底上げしているようだ。

紅茶、ブルーベリー
紅茶はちとくち食べるとフワーっと紅茶のいい香りが広がる。
優しい味わいに、ほっとひと息ついて心がほぐれるような心地よさを感じた。
ブルーベリーもラズベリーと同じように、ブルーベリーソースがシャリッとしていて、なめらかなミルクジェラートに心地よいアクセントを加えている。
ブルーベリーの風味がミルクの深いコクと合わさっておいしい。

チョコレート、チョコチップ
チョコレートはもっと濃くて甘い味を想像していたが、上質なミルクの風味を損なわない絶妙な甘さだ。
カカオの苦味や風味と、ミルクのコクのバランスがとてもいい。
チョコチップは、ベースのミルクジェラートがとてもなめらかなので、チョコチップのつぶつぶパリパリなチップ感が一層際立つ。
そしてここでも感じるのが、ミルクジェラートの美味しさ。あっさり且つこっくり深い味わいにチョコチップの相性が良い。


コミックの聖地
飯田牧場はおいしいと評判の人気店で、この日は平日だったのでさほど混んでいなかったが、午前中でしかも雨という状況だったのに客足は絶えることがなかった。
週末だと外まで並ぶこともあるという。
また、「ろんぐらいだぁす!」という自転車のロングライドを題材にしたコミックの聖地としてファンの間では有名らしい。
飯田牧場が主人公がよく訪れるお店として度々作品に登場しているためで、店内にはグッズが売られていた。
自転車で来店するお客さんも多く、スタンドの付いていない長距離用自転車が停められるよう、サドルを引っ掛けるタイプのサイクルラックが駐輪所に備え付けられており、天気のいい休日などはこのラックに自転車がずらりと並ぶという。

コンビニでも買える
そんなおいしいと評判の飯田牧場のアイスは、なんと以下のコンビニでも買うことができる。
ローソン
辻堂東海岸店、辻堂6丁目店、辻堂駅西口店、逗葉新道長柄店、鎌倉由比ガ浜4丁目店、
セブンイレブン
藤沢片瀬5丁目店、鎌倉稲村ヶ崎店、
ミニストップ
湘南台3丁目店、綾瀬並塚店、綾瀬大上4丁目店
デイリーヤマザキ
藤沢藤が岡店。
実際にローソン辻堂東海岸店に行ってみると、クリームチーズや焼きいもなど、ショーケースにはなかったフレーバーを発見した。
なるほど、飯田牧場では売り切れたり終了したフレーバーも、コンビニに行けば買えることもあるようだ。
料金は380円で、飯田牧場で買うシングルと同じ値段だ。

おいしいはしあわせ
飯田牧場の牛舎はショップのすぐ裏にあり、十数頭の牛がのんびりと休んでいた。
中に入ることはできないが、外からでも十分に牛の様子を見ることができる。
口をもぐつかせながらゆったりとくつろぐ牛たちを眺めていたら、眼の前のこの牛たちからいただいたミルクであのジェラートが作られ、それをおいしくいただいたのだということを実感した。
そしておいしいってしあわせでとても有り難いことだなと改めて気づいた
飯田牧場
- 住所
- 神奈川県藤沢市西俣野981
- お問い合わせ
- 0466-83-6010
- アクセス
- 小田急江ノ島線 六会日大前駅から1,954m
- 営業時間
- 10:00~17:00
※売り切れの場合繰上閉店あり - 定休日
- 水曜(祝日は営業)
- webサイト(Facebook)
- https://ja-jp.facebook.com/FanTianMuChang/
