#46 Ami Cono(アミコーノ)

Ami Conoのコンセプトは「世界中の友達をハッピーにする」
店内に書かれたコンセプト

アイスでHappy

今回訪れたのは自由が丘にあるAmi Cono。Amiとはイタリア語で友達、Conoはアイスのコーンのことで、お店のコンセプトは「世界中の友達をHappyにするジェラテリアカフェ」。当サイトHappy Ice Creamも「アイスでみんなをHappyにしたい」という思いから始めており、なんだかすごくシンパシーを感じるではないか。

Ami Conoは原材料や生産者、お店のスタイルなど細部までこだわり抜いているので、それぞれのフレーバーやメニューにストーリーがあり、オーナーシェフ・井上さんのひたむきな情熱を感じる。

フレーバーは日替わりで8種類ほど。ショーケースを覗くとなにやら怪しげなミドリ色のジェラートが目についた。名前はタベルモヨーグルト。全くヨーグルトに見えないが味はヨーグルトだと言うので、それに合わせてフルーツ系のとちおとめをチョイス。これまた鮮やかなピンクだったのですごい色の組み合わせになってしまった。

とちおとめとタベルモヨーグルト
とちおとめ(上)とタベルモヨーグルト(下)

とちおとめ、タベルモヨーグルト

とちおとめソルベはイチゴの甘酸っぱさ全開。甘みと酸味のバランスが良く風味が濃い。それもそのはず、このソルベにはとちおとめが70%も入っているのだ。ソルベで果肉使用70%というのはかなり高め。その比率の高さに比例していちごの種の密度も高めで、つぶつぶとした食感が楽しい。とても甘く風味も豊かだが、さっぱりと爽やかな後味だ。

タベルモヨーグルトはタベルモとヨーグルトを混ぜたジェラート。タベルモというのは食べられる藻。なんだそりゃ、と思ってしまうが、スーパーフードのひとつであるスピルリナの国内ブランドの名前なのだそう。

スピルリナとは約35億年前から地球に存在する最古の藻で、60種以上の栄養素を持ち、スーパーフードの中でも特にすごいプライマリースーパーフードにその名を連ねている。
スピルリナは通常は錠剤やパウダーで売られているが、タベルモのスピルリナは日本国内唯一の生食タイプ。静岡県で栽培したスピルリナをそのまま冷凍したもので、緑の色の濃さと無味無臭が特徴だ。

タベルモヨーグルトはとにかく見た目と味のギャップがすごい。色はジェラートとしてはあまり見かけないくすんだ濃い緑色をしており、お世辞にも美味しそうとは言えない色だが、タベルモ自体には味も匂いもないので食べてみるとヨーグルトの味しかしない。クリーミーで滑らかな舌触りと、まろやかな風味。それにヨーグルトの酸味がほのかに感じられて、普通に、というか普通以上においしい

焼きたてコーン

上に乗っけてくれたのはAmi Conoのこだわりコーン。注文を受けてから目の前で焼いてくれる。オーナー・井上さんがジェラート修行していたフィレンツェではコーンを捨ててしまう人が多く、井上さんはその理由を 1.コーンが美味しくない 2.アイスがコーンの下までない 3.コーンが湿気っている と考え、美味しいコーンをその場で焼いてアイスの上に乗せれば全部食べてくれるのではと、このスタイルを編み出したという。
そんなこだわりコーンはカリッとした硬さはないが、クッキーのようなサクッホロッとした食感で、焼きたてならではの香ばしくいい香りがしてとても美味しい。

ジェラパフェ ローズと甘夏
パフェジェラ ローズ(左下)と甘夏(右上)

パフェジェラ ローズ、甘夏

パフェジェラはジェラートのパフェで、自家製コーン+お好きなジェラート+ヨーグルト+フルーツ+自家製グラノラという欲張りメニューだ。
私が選んだジェラートはローズと甘夏。

ローズはバラ作りのカリスマ後藤みどりさんが育てた食用バラを使用している。後藤さんは自由が丘のために新種のバラを作っており、また自由が丘にはバラが多く植えられている。これは街の緑化のためにミツバチを育てる都市養蜂丘ばちプロジェクトの取り組みのひとつで、Ami Conoにも自由が丘産はちみつ丘ばちを使用したフレーバーがあったりするのだ。都市養蜂といえば前回ご紹介したLibisco銀座店でも銀座産はちみつ銀ぱちのジェラートを食べてその風味の濃さに感動したばかりだ。(Libisco銀座店の紹介記事はこちら

さて、Ami Conoのローズジェラートは混ぜ込んだミルクのまろやかさとねっとりとした粘りのある食感が美味しい。そして何より印象的なのはハッとするほど鮮やかな香り。なるほどこの香りにミツバチ達が集まるのかと納得。人間にとっても美味しい香りだ。

甘夏は自由が丘にある有機栽培の仲間たちというお店のもの。こちらはその名の通り農薬も肥料も使わずに育てた作物を使用した食品を扱うお店だ。そのお店の甘夏を使ったソルベはとてもさっぱりとしており、甘夏をそのまま食べているような果肉の甘さや皮の苦味も感じれらる。
パフェの一番下のグラノラも自家製。ゴロゴロとしたグラノラをなめらかなアイスを絡めながらザクザクと噛みしだいて食べるのが最高に美味しい。グラノラの中に入っているフルーツの甘さとナッツの香ばしさがミルク系のジェラートとよく合うので、まろやかで香り豊かなローズジェラートとの相性がとても良かった。

ジェラクッキー 白いチョコミントとほうじ茶
ジェラクッキー 白いチョコミント(左)とほうじ茶(右)

ジェラクッキー 白いチョコミント、ほうじ茶

ジェラクッキーは好きなジェラートをクッキーで挟んだもの。クッキーが大きくて厚くて歯ごたえがあるのでちょっと食べにくいが、大きな口を開けてジェラートとクッキーを頬張って食べるなんてすごい贅沢だなと思ったらなんだか楽しくなってきた。

白いチョコミントが白いのはミントの葉をミルクにしっかり漬け込んでいるからだそうで、ミント特有のスースー感は少ないが、その分ミントの葉そのもののフレッシュでナチュラルな味がする。私は実はミントが苦手だが、この白いチョコミントなら大歓迎だ。

ほうじ茶は優しい香ばしさと、クリーミーなまろやかさがおいしい。サンドしてるクッキーにちょっぴり塩が効いていて、その塩味がほうじ茶ととても良く合う

ジェラシェイク 柚子のソルベとフィオルディラッテ
ジェラシェイク 柚子のソルべ、フィオルディラッテ

ジェラシェイク 柚子のソルべ、フィオルディラッテ

最後にジェラートをブリオッシュのパンで挟んだジェラバーガーを食べようと思ったが、井上さんに新作のジェラシェイクを食べてみないかと勧められた。
好きなジェラートを2つ選ぶと、その場でシェイクにしてくれるというのだ。大きなカップに2種類のジェラートがたっぷり入って530円。ふつうのコーンがダブルで580円なのでかなりおトクだ。
選んだのは柚子フィオルディラッテ

フィオルディラッテとはミルクジェラートのことで、柚子とフィオルディラッテのジェラシェイクはクリーミーなミルクにほのかな柚子の香りがしてその美味しさは感動レベル!
氷や牛乳を混ぜているので量は多いのだが、くどさが全くなくぐんぐん飲める。
なんておいしいんだ、これ。

アイスはその日のラインナップの中から自分で選べるので、組み合わせによっていろんな味が生まれて楽しそうだ。この日居合わせたお客さんはとちおとめとローズのシェイクが美味しかったと教えてくれた。
Ami Conoのアイスで作ったシェイクなら味はもちろん美味しい上に、氷が混ざっている分甘みがあっさりとしており、真夏の暑い日にもよさそう。歩きながら気軽に味わえるのも魅力的だ。
気温が高くなってきたこれからの季節に超オススメである。

Ami Cono

住所
お問い合わせ
03-5579-9013
アクセス
東急東横線、東急大井町線 自由が丘駅 徒歩2分(142m)
営業時間
11:00~19:00
定休日
水曜
webサイト
https://amicono.official.ec/
Ami Conoの外観