#42 Collina KAMAKURA GELATO(コリーナ カマクラ ジェラート)

御成通りから見たCollina KAMAKURA GELATO
路地の奥にニョキッと牛の顔が出ている
Collina KAMAKURA GELATOの牛の飾り
目印の牛の顔

こだわりミルクのジェラートショップ

鎌倉駅西口の御成通りから小さな路地を入ったところにミルクにこだわったジェラートショップがあるというので訪れてみた。
マップを見ながら「この辺りかな?」と路地をのぞくと、お店の壁から大きな牛が顔を出しているのが見えた

お店に入ると店員さんが各フレーバーの丁寧な説明とともに、次から次へと全種類の試食を渡してくれた。一通り試食をいただいてから、まずは看板メニューのミルクとそれに合いそうな甘夏を注文した。

甘夏、グラスフェッドミルク
甘夏(左)グラスフェッドミルク(右)
ブルッティエブオーニ
ブルッティ エ ブオーニ

グラスフェッドミルク、甘夏

グラスフェッドミルクは生クリームのように濃厚かつまろやかな風味が全体をふんわりと包み込むような味。それでいて後味はすっきりとしている。

甘夏は独特の苦味まで感じられるソルベ(シャーベット)。甘夏をそのまま食べているようなフレッシュ感と瑞々しさに溢れている。ソルベだけどシャリシャリしておらずとてもなめらかで、ミルクジェラートとよく合わさって美味しい。

ジェラートの上に乗っているのはメレンゲにくるみとピーカンナッツを混ぜて焼いたイタリアのお菓子。ブルッティ エ ブォーニという名前で「不細工だけど美味しい」という意味らしい。香ばしい甘さとサクサクとした軽い歯ごたえがとても美味しく、なめらかなジェラートのいいアクセントになる。
これだけでも食べたい」というお客さんの声に応えて袋入でも売られている。確かに家に買って帰りたくなるおいしさだ。

紅ほっぺ、クワトロチーズ
紅ほっぺ(左)クワトロチーズ(右)

紅ほっぺ、クワトロチーズ

紅ほっぺは和歌山県産。甘酸っぱさが爽やかで、さっぱりとした甘みが美味しい。ソルベなので苺の味が濃くしっかりと味わえる。チーズジェラートとの相性が抜群だ

クワトロチーズは濃厚なチーズジェラート。ゴルゴンゾーラ、チェダーチーズ、マスカルポーネ、カマンベールの4種チーズを使用している。
ゴルゴンゾーラの風味が効いているが、他の3種のチーズとのバランスが絶妙なのでクセが強すぎず食べやすい。チーズの酸味とクリームの甘みが合わさってたまらない美味しさだ。

ピスタチオ、豆腐
ピスタチオ(左)豆腐(右)

ピスタチオ、豆腐

ピスタチオは生の豆を自家焙煎しているので、ローストしてあるのに新鮮さを感じる。挽き具合もちょうど良く、つぶつぶ感がたっぷりで歯ざわりを残しつつもなめらかでクリーミー。香ばしい風味を感じる濃厚ピスタチオだ。

豆腐はそもそもそんなに風味の強い食材ではないが、その淡い味と大豆の香りがしっかりと感じられる。甘さが控えめなので、甘いのが苦手な人でも楽しめそう。
ピスタチオの香ばしさと豆腐の風味が意外にも相性が良くて驚いた。ピスタチオと合わせるフレーバーをミルクと迷ったのだが、豆腐にして大正解だった。

黒糖コーヒー、かぼちゃ
黒糖コーヒー(左)かぼちゃ(右)

黒糖コーヒー、かぼちゃ

黒糖コーヒーは、こだわりのミルクに合う黒糖を探し求めて辿り着いたという沖縄県伊江島(いえしま)産の黒糖を使用。黒糖特有の香りがコーヒーの苦味とよく合う。ミルクの甘さとコーヒーの苦味に黒糖が合わさるとこんなに美味しくなるなんて新発見だ。

かぼちゃは季節限定でそろそろ終わりそうだという。ほっくり系のかぼちゃはよくあるが、こちらのかぼちゃはきめが細かくクリーミーでとてもなめらか。それでいてかぼちゃの優しい甘みと味はしっかり感じられる。

Collina KAMAKURA GELATOの看板

できたて新鮮ジェラートとグラスフェッドミルク

Collina KAMAKURA GELATOは新鮮さにこだわっているので、ジェラートの作り置きはせずに毎朝お店の奥の厨房で作ったものを提供している。どのフレーバーもできたてならではのフワフワとしたなめらかな舌触りとフレッシュさを感じる。

ミルクジェラートの名前にあるグラスフェッドとは、草(グラス)を餌(フェッド)にしているという意味で、従来の穀物飼料を餌にしている牛よりも栄養価が高いといわれ、特にグラスフェッドバターとグラスフェッドビーフが有名だ。

Collina KAMAKURA GELATOのメニュー
Collina KAMAKURA GELATOのメニューと「ミルクの話」

山地酪農

Collina KAMAKURA GELATOが使用するグラスフェッドミルクは神奈川県の箱根の北に位置する山北(やまきた)にある「薫る野牧場」のもの。
ここはなんと29歳の女性がひとりで営んでいるというから驚きだ。

この牧場は神奈川県で唯一の完全放牧場だ。牛舎がないため牛達は365日放牧され、山に生える草のみを食べて暮らし、搾乳の時間になると自ら搾乳小屋に来て乳を搾ってもらうために列をつくり、搾乳が終わるとまた山の中に帰っていくのだという。
このような酪農を山地(やまち)酪農という。
以前ご紹介したThe Market SE1も山地酪農のミルクを使用していた。

山地酪農の牛たちはストレスなくよく動きまわってるので健康的で、そのミルクは深い味わいを持ちつつ脂肪分が低いためさらりとしている。また、牛が草を食んだり踏むことで強い野芝が生え、土砂崩れを起こしにくい強い山ができるという。

お店のInstagramにはジェラートの写真と共に緑の丘で過ごす牛たちの写真も載っておりその可愛らしさに気持ちが和む。(Collina KAMAKURA GELATOのInstagramはこちら

御成通り

Collina KAMAKURA GELATOではグラスフェッドミルクとピスタチオが常時あるフレーバーで、その他は季節などに応じて日替わりだ。冬期は全8種類で夏期は11種類。トマトやパプリカ、竹炭などちょっと珍しいフレーバーが出ている日もあるそうで、こちらも食べてみたい。

このお店は2018年9月にオープンしたばかり。近くにはGELATERIA SANTiPALETAS鎌倉店、大名ソフトクリームなどもあり、鎌倉駅西口がアイスクリームで賑わい始めているようでなんだか嬉しい。

Collina KAMAKURA GELATOのショーケース
(左から)ピスタチオ、紅ほっぺ、クワトロチーズ
Collina KAMAKURA GELATOのショーケース
(左から)甘夏、黒糖コーヒー、豆腐
Collina KAMAKURA GELATOのショーケース
(左から)かぼちゃ、グラスフェッドミルク

Collina KAMAKURA GELATO

住所
神奈川県鎌倉市御成町11-13
お問い合わせ
0467-40-4880
アクセス
JR鎌倉駅西口 徒歩2分 (101m)
営業時間
11:00~17:00
定休日
水曜定休・木曜不定休
webサイト(Instagram)
https://www.instagram.com/collina.kamakura/
Collina KAMAKURA GELATOの外観