#29 ÉCHIRÉ maison du beurre(エシレメゾンデュブール)

エシレ前の行列
お店の前には行列ができる

高級バターブランド

エシレはフランス発のバターブランドだ。エシレバターはフランス中西部・エシレ村で100年以上前から続く昔ながらの製法で作られる発酵バターで、世界から高い評価を受けており、250gで2,332円もする超高級バターである。
エシレで人気なのはバターだけでなく、バターケーキやマドレーヌなどの焼き菓子やクロワッサンだ。直営店舗でのみ数量限定で売られており、開店前から行列ができて人気の商品は午前中に完売してしまう
現在、エシレ直営店は丸ノ内、大阪、新宿の3箇所にあり、ショップによって商品ラインナップが異なるが、アイスの種類は同じだ。今回は丸ノ内にあるエシレ・メゾン デュ ブールを訪れた。

クロワッサンやマドレーヌは店内で焼いている
クロワッサンやマドレーヌは店内で焼いている
クロワッサン
サクサクと軽くバターの風味が豊かなクロワッサン
マドレーヌ
しっとりとしてレモンの香りが爽やかなマドレーヌ

行列のできるバター店

お店に着いたのは開店時間から20分後。このとき既にお店の前には20人ほどの列ができており、その最後尾には「ここは最後尾ではありません」の看板が。通行人に配慮して列を一旦ここで区切り、続きは少し離れた通りにつながっていた。なるほど、そういうことですか、とちいさな覚悟を決めて本当の最後尾に並んだ。ちなみに一番人気のガトーエシレは既に完売。
イートインできるわけではないので列は意外と早く進むし、店員さんが手際よく誘導してくれて待つことのストレスは少ないが、一度にたくさん買っていくお客さんが多いので並んでいる間にも売り切れ商品が出て、まさかアイスまで売り切れたりしないだろうかと不安になってくる。店員さんに「アイスだけの購入でも並ぶんですか?」と聞いたところ、「みなさんお並びいただいております。」と申し訳なさそうに答えてくれた。やっぱりそうですよね。
お客さんの出入りで扉が開くたびにバターのいい香りが漂って、がんばって並んでるわけだしアイスだけ買うつもりだったけどついでにクロワッサンやマドレーヌも買っちゃおうかなという気になってきた。

並び始めて1時間後、ようやく店内に入ることができた。店内は芳しいバターの香りで満ちていて幸せな気持ちになる。
アイスはシンプルなバター味のブールと、キャラメル味のブール・オ・キャラメルレーズンを混ぜたブール・オ・レザンの3種類。今回はブールとブール・オ・レザンに加え、無塩バターのクロワッサンとマドレーヌを購入した。

ブール
真っ白なブールグラス(バターアイス)

純白のブール

お店がある丸ノ内ブリックスクエアにはレンガと緑と高層ビルのバランスがとても美しい中庭があり、ここでアイスを食べることにした。

このアイスの名前はエシレグラスのブール。ブールとはフランス語でバターのこと。グラスはアイスクリームを意味する。以前訪れたGLACIEL(グラッシェル)でもアイスをグラスと読んでいた。(GLACIELの記事はこちら

カップは鮮やかなブルー。蓋を取るとバターの包装によく使われるアルミ紙のような内ぶた。それを剥がすと中のアイスはまぶしいほどに真っ白だ。
エシレバターが全体の2割も占めているので、さぞかし風味が濃いだろうと思っていたが、意外にもあっさりと上品な印象。口の中で溶けた後にバターのいい香りがふわ〜っと戻ってくる

ブール オ レザン
甘みと風味がたっぷりのブール オ レザン

ブール オ レザン

ブール オ レザンはレーズンバターのアイス。
レーズンがたっぷりと贅沢に入っており、豊かなレーズンの香りと甘みが口の中に広がる。また、バターの上質な風味がレーズンの美味しさを引き上げている。
レーズンは大きくて肉厚なためねっちりとした食感で、噛むたびにレーズンの甘みとバターの風味が滲み出てきてとてもおいしい
バターとレーズンの相性の良さを再認識した。

ブール
ブール
ブール オ キャラメル
ブール オ キャラメル
ブール オ レザン
ブール オ レザン

アイスクリームのおいしい温度

実はブール オ レザンは、購入直後ではなく20分後くらいに食べた。外で1時間ほど並んだ後でブールを食べたら寒くなってしまい、東京駅構内に移動。少し歩いて体が暖まったところでブール オ レザンを食べたのだ。お店でドライアイスをもらっていたのでアイスはそれほど溶けておらず、柔らかくなって食べやすかった上にとてもしっかりしたバターの風味があった。このおいしさを味わったことで、さっき食べたブールは食べるタイミングが早すぎたことに気がついた
アイスクリームショップではショーケース内の温度を調節したり、店員さんがヘラやスクープですくったりこねることでアイスと空気を混ぜ合わせ、「溶けてないけど柔らかい」という状態を作ってくれている。エシレはアイスクリームショップではないので、アイスはすでにカップに詰めて冷凍庫に入っているものを出してくれる。そのため買ったばかりではやや固すぎるのだ
アイスが冷たすぎると口の中が冷えて麻痺してしまい、充分に美味しさを味わえない。逆にドロドロに溶けたアイスが甘すぎて感じるのは、室温だと舌が麻痺せず本来の甘さをそのまま感じるためである。よく言われるように、すっとスプーンが入るくらいの固さがアイスのちょうど良い食べごろ温度だ

店内に飾られた牛さん
焦らずゆっくり味わって

アイスは焦らず

ブールは買ってすぐはスプーンに力を入れて食べるほど固かった。それでも普通に美味しかったが、少し置いてから食べれば格段に味や風味が良かったに違いない。今更ながらとても悔やまれる。
もしエシレグラスを買おうと思っている人がいたら、焦らずにスプーンがすっと入るまで待ってから食べることをオススメする。バターの香りに焦らされながら長い時間並べば早く食べたい気持ちに駆られるが、そこはグッと堪えてベストなタイミングで食べればエシレバターの極上風味を味わえるだろう

無塩バターのクロワッサンはこの直後に完売!
美しくておいしいマドレーヌたち
もちろんバターも売っている
その他様々なお菓子を取り揃えている

ÉCHIRÉ maison du beurre

住所
東京都千代田区丸の内2-6-1 1F
お問い合わせ
03-6269-9840
アクセス
JR東京駅南口 徒歩5分
JR有楽町駅国際フォーラム口 徒歩5分
地下鉄千代田線二重橋前駅1番出口 徒歩3分
営業時間
10:00~20:00
定休日
不定休(丸の内ブリックスクエアに準ずる)
webサイト
https://www.kataoka.com/echire-maisondubeurre.html
エシレ メゾンデュブール