
小町通りのアイスクリームショップ
以前紹介したイル・ブリガンテ(詳しくはこちら)は小町通りから脇に少し入った路地にあるが、今回紹介する鎌倉アイス工房は小町通りにあり、ぶらぶらと散歩するついでにちょこっと寄るには最適な立地だ。
入り口には牛の親子のぬいぐるみがお出迎えしてくれているし、看板にもショーケースにも牛のイラストが。どうやらここはミルクがウリのお店のようだ。
ということで、まずはこの店自慢のミルクと、そのミルクを使用した苺のミルフィーユを食べてみよう。
ミルクと苺のミルフィーユ
ミルクはなんというコクの深さ!ミルクの濃厚な風味が口いっぱいに広がる。それでいてスッと溶けて後味はしつこく残らずあっさりしている。看板に書かれた通り、「さっぱり感」と「コク」が両立した素晴らしいミルクジェラートだった。
苺のミルフィーユは苺の種のつぶつぶ感と、アイスに馴染んでしっとりとしたクラッカーが楽しくて美味しい。少しシャリッとした食感でさっぱりとした口当たり。

ピスタチオとチョコラータ
ピスタチオも味や香りはしっかりと感じつつ、後味はさっぱりとしていて軽やかにと溶けていく。ジェラートのベースとなっているクリームのコクとまろやかさが美味しさを支えている。
チョコラータはほんのりビターで、ヘーゼルナッツが香ばしく、大人も子どもも楽しめる美味しさ。ピスタチオと混ざると味が変化して、また別の美味しさが味わえた。キーンとした冷たさが心地よい。

牧場直営のアイスクリームショップ
鎌倉アイス工房のアイスは牧場直送の搾りたてで新鮮な生乳にこだわりがある。実はここは横浜にある小野ファームという牧場が運営しているアイスクリームショップなのだ。小野ファームで絞った生乳をすぐ近くの工房でジェラートに仕上げている。
小野ファームはブランド牛「横濱ビーフ」を飼育し、数々の受賞経歴をもつ。また住宅街と近接する牧場としての配慮や、飼料の工夫、堆肥の農業への還元などで全国から注目されているという。横浜市の小学生3・4年製用社会科の教科書にも紹介されているらしい。
食用としてもおいしい丁寧に育てられた牛の生乳を新鮮なまま使用しているから、あの深いコクと軽やかなさっぱり感がうまれるのだろう。

茶屋でアイス
鎌倉アイス工房は、横濱アイス工房というアイスクリームショップの鎌倉店ということで、鎌倉の小町通りにある甘味処「茶近(ちゃこん)」に併設している。
イートインスペースは古都・鎌倉らしい茶屋風の内装になっている。緋毛氈がかけられた縁台や緋傘が良い雰囲気で、自然と心が寛ぐ。室内なので天気や気温に左右されず、広さも充分で気兼ねなくゆっくりできる。
あんみつや抹茶パンナコッタなどの茶近のメニューもここで食べられるのでついつい長居してしまいそう。
鎌倉散策に歩き疲れたら、居心地のいい茶屋で甘いものを楽しみながらおしゃべりに花を咲かせ、ゆっくり休憩するのも悪くないな。
鎌倉アイス工房
- 住所
- 神奈川県鎌倉市小町2-7-28
- お問い合わせ
- 0467-61-3090
- アクセス
- 鎌倉駅 東口 徒歩5分(374m)
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 定休日
- –
- webサイト
- http://www.yokohama-ice.com/
